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ワールドカップの総括 その3 番外編 [サッカー]

・公式球「ジャブラニ」

 このボールはダメでしょう。イングランドのキーパーが予選リーグの一戦目で取り損なってから後に各国のGKを何回困らせたことでしょうか。日本の川島のオランダ戦での失点も、普通のボールなら取れていたかも知れないですからね。それに、フリーキックで変化をさせ難いみたいだし、飛び過ぎるのか距離感が合わずパスが大き過ぎるシーンが何度もありました。普通のボールなら試合結果も違ったということも考えられます。

・ブブゼラ

 これもダメですねえ。喧し過ぎる。それに、単音しか出せないから表情が無い。予選リーグのある試合で前半が終了した時にブブゼラが大きく鳴り響いたけれど、いいゲームだと称賛しているのか両チームとも守備的で面白くないというブーイングなのかが分からないことがありました。(私は後者だと思いましたが)目の肥えた観客ならそういう意思表示をはっきりしますから、ブブゼラなんか無い方がいいですね。

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・冬に開催されたこと

 まあ、W杯はいつも六月から七月に行われる訳です。それが今回は、南半球だから冬だっただけですけどね。1994年のアメリカでのワールドカップの時みたいにどのチームも試合の後半は暑さでバテバテ状態だったのと比べると、本当にいいコンディションだったので体力勝負以外の本当の意味での闘いが見れたと思います。

・天井カメラ

 正しくは何と呼ぶのか知りませんが、天井にワイヤーを張りカメラを吊るして撮影してましたね。真上からやグラウンドのかなり低い位置まで降ろして撮ったりして面白い映像が見れました。日本でもやるかな。

・ゴールキックが飛び過ぎ

 ボールのせいなのか、高地で気圧が低いからなのか、最近のゴールキーパーのキック力が強くなったのか、GKがゴールキックを蹴るとツーバウンド位で相手のGKがキャッチするというシーンを何度も見ました。確か、ゴールキックからFWが押し込んでもう少しで得点ということも有ったと思います。今後はゴールキックからの得点を狙うシフトを研究した方がいいかも知れないです。

・審判の誤審

 ドイツと対戦したイングランドは審判のミスで一点損しましたからね。あれが認められていたら試合の流れも変わっていたと思われます。後、オフサイドの誤審もありました。人間だから仕方ないけど、後味が悪いです。

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・内田選手とPanasonic

 ほぼレギュラーだった内田にW杯では出場機会が無かったです。パナソニックの大型テレビのCMが悲しかったですね。内田選手はドイツのシャルケで頑張って欲しいです。


ワールドカップの総括 その2 海外編 [サッカー]

・チーム内が揉めた国は、まずダメ。

 まず、フランス。前回準優勝なのに予選リーグ敗退です。そして、カメルーン。ゴタゴタしてくれたお陰で日本が勝てたんだと思います。やっぱりチームプレーだからね、サッカーは。

・エースストライカーやスター選手がいるだけじゃダメ。

 ドログバの居るコートジボワールは、予選リーグで敗退でした。(エトーのカメルーンも)イタリアも前回優勝なのに今回のチームは、まとまりが無かったのでしょうか。クリスチアーノ・ロナウドのポルトガルも、スター選手ばっかりのようなイングランドもベスト16止まりでした。

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・ベスト8で終わった国

 ブラジル、アルゼンチン、ガーナ、パラグアイ。個人技だけのサッカーの時代は終わったのでしょう。見ていて楽しいのが素晴しいテクニックや狭いところでのパス交換なのですが、まとまりやチームとしての意思統一が無いとベスト4には進めないのでしょう。ブラジルのイレブンは劣勢になってから、ドゥンガ監督と同じように興奮しているだけでした。気持ちは熱くても心の中は冷静になり逆転してくれる事を期待したのですが、今回のセレソンはホット過ぎました。それから、アルゼンチンのメッシが孤軍奮闘していた様子を思い出すとチーム戦術がマラドーナ監督には無かったのではと思ってしまいます。

・三位ドイツ、四位ウルグアイ。

 ドイツがイングランドに勝った時、このまま優勝するのではと思いましたがスペインのパス回しに大男達は着いていけなかったみたいです。スペイン戦では、横綱みたいだったから負けてしまったのでは無いかなと思いました。最初からどんどん攻撃を仕掛けていけば勝てたかも知れません。ウルグアイはフォルランを中心にまとまった良いチームでしたね。監督の指示も良かったのでしょう。

・優勝スペイン、準優勝オランダ。

 ワンタッチでパスを繋ぐのは難しいことなんです。技術的に。トラップをしないでパスをする訳ですから。しかも味方の動きを予測しなければいけないし、パスをカットしようと企んでいる敵がいっぱい居るんですから。でも、スペインの選手達のパス交換は、試合の間じゅう続いていましたねえ。スペインという国は、何年も前から国を挙げてパスサッカーを目指して来たそうです。だから、あの見事なパスワークがあった訳です。身長が高く無く、頑強な身体で無いならどうするのか。自分達に合ったサッカーとは、どんなスタイルかを考えて見事な戦術を作りましたね。一方オランダも、やっぱり強かったです。予選リーグで日本と対戦した時は、未だ半分位の力しか出していなかったのでしょう。他の強国も同じですが、決勝トーナメントに入ってからの目の色が違うというか、闘志むき出しのプレーが随所にみられましたもんね。スペインとは、タイプの違うサッカーだったのですがスピード感で少し劣った分優勝出来なかったのかも知れません。

 

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ワールドカップの総括 その1 日本代表編 [サッカー]

・岡田監督の賭けが成功して本当に良かった。

 守備的にいくのは、予選リーグの一試合目ではどの国の監督も考えることだと思いますが、得点能力の低い日本には当然のことだったでしょう。それより、先発メンバーから俊輔を外したこと、本田のワントップ、大久保と松井を前に配置したこと、長谷部をキャプテンにしたこと、GKを川島にしたこと等それまでと大きく変更したことが悉く当たりだったですね。これらの全てを岡田監督の賭けと言ってしまうのは間違いでしょうし、勝負師としての監督には賭けも時には必要なものだと思いますが、全てが正解だったところに岡田監督の運の強さを感じました。

・本田圭祐は、スケールが大きな選手だ。

 ロシアリーグもいいけど、もっとメジャーなリーグのビッグクラブに移籍して活躍できる器の大きさを感じます。四年前の中田英寿みたいにチームを精神的に引っ張ったんじゃないでしょうか。あのフリーキックを決めた時、私は生まれて初めてスポーツ観戦をしていて鳥肌が立ちました。パラグアイ戦のPKをほぼ真ん中に蹴った後、顔色一つ変えなかったのも印象に残っています。

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・中村俊輔には同情します。

 結果的にはスペイン移籍が失敗だったようになってしまったけれど、スコットランドでの経験と実績はあるのだから、本田と俊輔を同時に先発させる方法は無かったのかと悔やまれます。非情になれた岡田監督を誉めるべきなのか?

・海外組みについて

 長谷部と松井の姿を見ていると、やっぱり海外で揉まれて来た選手は国内組の選手と比べると気持ちの持ち方がワンランク上のように感じました。技術や体力面だけじゃ無く、精神面が強くなるみたいですね。川島と長友と内田には、海外での活躍を期待します。森本をどこかで起用して欲しかったなあ。

・これからについて

 優勝したスペインのようなパスサッカーを日本も目指したらいいという意見があるようです。ただ、スペインはあの強くて高いドイツに対した時もボールをキープしていたように攻撃的なチームです。個人の能力が高いからこそ出来た型です。日本が簡単に真似出来るはすが有りません。日本が世界で通用したのは、守備的にいくところだけです。フリーキックは、あのジャブラニという変なボールに慣れたら他国の選手も上手く蹴ることでしょう。私の感想では、日本は色んなラッキーが重なってベスト16に進んだだけです。そして、決勝トーナメントの一回戦の8試合の中で一番レベルの低かった試合が日本対パラグアイ戦だったと思います。イングランドとドイツの選手は全員自国のリーグの選手だそうです。だから日本は、Jリーグのレベルアップから始めることが必要です。世界基準と比べたら日本はまだまだだと思います。

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