ワールドカップの総括 その2 海外編 [サッカー]
・チーム内が揉めた国は、まずダメ。
まず、フランス。前回準優勝なのに予選リーグ敗退です。そして、カメルーン。ゴタゴタしてくれたお陰で日本が勝てたんだと思います。やっぱりチームプレーだからね、サッカーは。
・エースストライカーやスター選手がいるだけじゃダメ。
ドログバの居るコートジボワールは、予選リーグで敗退でした。(エトーのカメルーンも)イタリアも前回優勝なのに今回のチームは、まとまりが無かったのでしょうか。クリスチアーノ・ロナウドのポルトガルも、スター選手ばっかりのようなイングランドもベスト16止まりでした。
・ベスト8で終わった国
ブラジル、アルゼンチン、ガーナ、パラグアイ。個人技だけのサッカーの時代は終わったのでしょう。見ていて楽しいのが素晴しいテクニックや狭いところでのパス交換なのですが、まとまりやチームとしての意思統一が無いとベスト4には進めないのでしょう。ブラジルのイレブンは劣勢になってから、ドゥンガ監督と同じように興奮しているだけでした。気持ちは熱くても心の中は冷静になり逆転してくれる事を期待したのですが、今回のセレソンはホット過ぎました。それから、アルゼンチンのメッシが孤軍奮闘していた様子を思い出すとチーム戦術がマラドーナ監督には無かったのではと思ってしまいます。
・三位ドイツ、四位ウルグアイ。
ドイツがイングランドに勝った時、このまま優勝するのではと思いましたがスペインのパス回しに大男達は着いていけなかったみたいです。スペイン戦では、横綱みたいだったから負けてしまったのでは無いかなと思いました。最初からどんどん攻撃を仕掛けていけば勝てたかも知れません。ウルグアイはフォルランを中心にまとまった良いチームでしたね。監督の指示も良かったのでしょう。
・優勝スペイン、準優勝オランダ。
ワンタッチでパスを繋ぐのは難しいことなんです。技術的に。トラップをしないでパスをする訳ですから。しかも味方の動きを予測しなければいけないし、パスをカットしようと企んでいる敵がいっぱい居るんですから。でも、スペインの選手達のパス交換は、試合の間じゅう続いていましたねえ。スペインという国は、何年も前から国を挙げてパスサッカーを目指して来たそうです。だから、あの見事なパスワークがあった訳です。身長が高く無く、頑強な身体で無いならどうするのか。自分達に合ったサッカーとは、どんなスタイルかを考えて見事な戦術を作りましたね。一方オランダも、やっぱり強かったです。予選リーグで日本と対戦した時は、未だ半分位の力しか出していなかったのでしょう。他の強国も同じですが、決勝トーナメントに入ってからの目の色が違うというか、闘志むき出しのプレーが随所にみられましたもんね。スペインとは、タイプの違うサッカーだったのですがスピード感で少し劣った分優勝出来なかったのかも知れません。
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